フライングタイガーの時計を直す

娘のお気に入りの時計が壊れたので直してみたよ。



娘の部屋にあったフライングタイガーの時計が壊れました。電池を換えてもダメで、動いてるような音だけで時計としては死んだようです。




 こんな時計。可愛いですね。


※これは修理後の写真です。オリジナルは秒針がありません

私の妹も同じものを使っていて、同じような使用時間で壊れたと話をしていたので、この時計にはソニータイマーならぬフライングタイガータイマーが仕組まれているようです。時計だけに。

妹が気を遣って、じゃあ新しい時計に買い換えようかと提案したところ「ふっ…叔母よ、この時計が良いのだよ。分かってないな」的な反応だったとクレームが入りました(意訳有り)。娘がこの時計を気に入ってるのは知ってましたがそこまでだったとは…と驚いたけどだったらもっとそれらしく振る舞えよ娘。


そんなに高い物じゃなかったはず…と調べてみたら、どうやらマイナーチェンジ(もしくは併売)後に終売になったようですね。現在(2020年1月)は在庫流通分しか販売していないようで、公式HPには載っていませんでした。 販売代行ページには載ってましたが、高い! メルカリでも新品は定価かそれ以上で取り引きされているようです。まぁ、可愛いもんね。





娘(と私の妹)が使っていたタイプは、小型で短針と長針がナイフとフォークになってる初期の物ですね。

本人も気に入ってるし、買い替えが無理なら直すしかない。幸い、この手の時計なんて単純な構造です。何も考えないでまずは100均へ行きましょう。


やってみよう


という訳で100円で時計を買います。





欲しいのはこれの心臓部なので、裏返します。






お、お前は…





同じサイズ、同じ形。そのまんまじゃねーか。

という訳で、心臓移植です。


フライングタイガーをバラす






フライングタイガーは文字盤と本体を薄いナットで留めてます。無駄に立派な作りです。最初だけペンチで緩めれば、あとは工具なしでサクサク作業出来ます。






100円の方もバラしてユニットに両面テープを貼ってフライングタイガーにはめます。中心部分の穴には数ミリ遊びがあるので、中心からズレないように注意。

※ 今回使った100均の時計は前面がガラスでした。分解時に割ったりして怪我しないように注意!

元に戻すだけ






ここに外した文字盤を両面テープでズレないように貼り付け。






ここまで来たらほぼ完成。ナイフとフォーク型の針を、短針→長針の順に取り付けます。
指でグイッと押し込んで固定しますが、長針も短針も非常に華奢で、何度も曲げると簡単に折れるので注意。極端に曲がらないよう軸の部分だけに力を加えます。 カチッとはハマりませんが、押し込めばそれで十分です。





完成。元々秒針はありませんでしたが、せっかくなので100円の方から移設して付けました(元に戻したと言うべきか?)。バージョンアップじゃ。


おわりに


という訳で、ちょっと工作が得意なら子供でも出来る「フライングタイガーの時計修理」でした。

ちなみにこの完成品を娘の部屋に取り付け、帰宅した時に伝えると

「おー。ありがと。」

というこれ以上ないほどのシンプルな返事でした。

…もっと喜べよ、娘。


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